2014B期は締め切りました
平成26年5月1日
登録施設利用促進機関
公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)
JASRIは以下の要領で、X線自由電子レーザー施設SACLAの第6回目の利用期となる2014B期(平成26年9月〜平成27年2月実施予定)のSACLA共用ビームライン利用研究課題の募集を行います。
《 2014B期の新規事項》
SACLAの利用研究課題は、重点戦略課題と一般課題に分類されます。
重点戦略課題においては、平成24年度に開始されました文部科学省委託事業「X線自由電子レーザー重点戦略研究課題」に係る利用研究課題も2012B期より含まれております。
種類 | 概要 |
---|---|
重点戦略課題※1, ※2 |
成果の創出を戦略的に図る観点から、国の方針等を踏まえた上でテーマを設定し、設定されたテーマに沿って公募する課題 |
一般課題※2 |
特定のテーマ等を設定せずに公募する課題(=重点戦略課題以外の課題) |
※1 重点戦略課題においては、文部科学省委託事業「X線自由電子レーザー重点戦略研究課題」に
係る利用研究課題も2012B期より含まれています。その場合、課題申請時に当該委託事業に
係る事項の記載が必要となります。
※2 BL3の実験ステーションEH5(SACLAーSPring-8 相互利用実験施設)を利用する課題につ
いて
○当該ステーションにおいては、「XFELのみ利用」又は「SPring-8(BL32XU理研ターゲット
タンパクビームライン)の放射光も利用」のいずれも可能です。
○上記のいずれの場合においても、SACLAの利用研究課題として取り扱われます(SPring-8の
放射光を使う場合もSACLA課題としてのみ申請となります)。
○SPring-8の放射光のみの利用は本申請では不可です。その場合は、SPring-8利用研究課題に
申請ください。
なお、2014B期は、いずれの課題についても、成果を専有せずに公開する義務を有する「成果非専有利用」のみの募集であり、成果を公開せずに専有することが可能な「成果専有利用」の募集はありません。また、これら課題の有効期間は、当該2014B期のみとなります。
基本的に制限はありませんが、以下にご留意ください。
実験責任者としての応募は可能です。但し、コンタクトパーソン(利用に係る手続き、JASRIからの問い合わせ等に対し対応が可能な方)として、 共同実験者に日本国内の機関に所属する方1名以上の参画を義務付けます。適切なコンタクトパーソンが見当たらないような場合は、お問い合わせ又はご相談ください。
※日本国外の国にある機関に在籍し、SACLA利用の際は海外から来訪される方
実験責任者としての課題応募はできません。なお、共同実験者として参画することは可能です。
利用可能なビームラインは共用BL3(XFELビームライン)及び共用BL1(広帯域自発放射ビームライン)の2本、利用可能な装置は、これらビームラインに設置された実験装置等です。詳細は「ビームライン情報」をご覧ください。
BL3のEH5において、SPring-8(BL32XU 理研ターゲットタンパクビームライン)の放射光も利用する場合は、課題申請時に放射光利用に係る記載事項があります。
要求シフトはSACLA及びSPring-8で同等のシフトとしてください。1シフトあたりの時間が施設により異なりますので(SACLAは12時間/シフト、SPring-8は8時間/シフト)、同等の要求シフトを算出される際はご注意ください。SACLAの要求シフトは整数としてください。
【例】SACLAで3シフト要求=SPring-8で4.5シフト要求
なお、SACLAでは実験装置等整備・立ち上げを継続的に行っているため、実験装置等の情報は随時更新されますので、ご留意ください。
2014B期は平成26年9月より平成27年2月(予定。この間の施設メンテナンスによる調整期間等を除く)において、当該期間中の施設運転を24時間連続で行い、利用時間(ビームタイム)を利用者へ提供します。また、課題ごとのSACLAのビームタイム配分は、基本的にシフト単位(1シフト=12時間)となります。
なお、予算状況等により利用期間が変更になる場合がありますので、予めご了承ください。
2014B期で募集する「成果非専有利用」は、ビーム使用料は免除されます。なお、前述のとおり、2014B期においては、「成果専有利用」(ビーム使用料を要する利用)の募集はありません。
利用実験においてビームライン実験ハッチにて使用する消耗品の実費(定額分及び従量分の2種類あり)相当を、全ての利用者にご負担いただきます。
※BL3のEH5にてSPring-8の放射光を利用する場合、消耗品費(定額分)はSACLA分のみのご負担となります。
A.定額分 | 税込 15,840 円/1シフト※ |
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B.従量分 | 使用に応じて算定(SPring-8のストックルームで提供するパーツ類等) |
なお、2014B期において、海外の機関に所属する方から応募された課題については、消耗品の実費相当(A.定額分+B.従量分)額を支援します。
課題応募(課題の申請)は、SACLA UIサイト(SACLA User Information Website)を利用して申請を行っていただきます。
ユーザー登録は、SACLAに隣接するSPring-8と同じシステムにてご登録いただきます。課題の申請時にユーザーカード番号とパスワードが必要となりますので、まず最初に当該登録を行ってください(新規ユーザー登録)。申請者(実験責任者)だけでなく、共同実験者として登録される方も同様にユーザー登録が必要になります。
なお、SPring-8ユーザーとして既に登録がなされている方につきましては新たな登録は必要ありませんが、SPring-8やSACLAの課題採否通知の送付等、各種ご連絡に必要な情報がありますので、既存ユーザー登録内容をご確認のうえ、必要に応じて情報の更新をお願いします。
【申請方法】
【申請書作成について】
一般課題 1) | |
重点戦略課題 1) 2) |
【申請書別紙の作成・提出について(提出必須)】
申請書別紙 (研究分野・研究手法) |
【進捗報告書の作成・提出について(該当者のみ)】
■課題名 ■課題番号 ■実験日及びシフト数 ■実験内容・結果の要約
■成果の発表状況(論文(出版済み/印刷中)・主要な招待講演・プレスリリース・
受賞・特許等)
進捗報告書[様式S] | , |
なお、課題申請時は、ログインユーザー名で実験責任者登録されるため、代理で課題申請書を作成する場合は、実験責任者のユーザーカード番号でログインし、作業する必要があります。その場合、実験責任者が責任を持ってアカウントやパスワードを管理してください。申請書提出後は、共同実験者も閲覧が可能となります。
申請が完了すれば、SACLA課題申請受理通知と応募者控え用の 誓約事項 のPDFファイルがメールで送られます。メールが届かない場合は申請が受理されていない可能性がありますので、以下の通り確認してください。
UIサイトからマイページにログインし、メニュー(画面左側)の 課題申請書>提出済 をクリックしてください。( トップページ ≫ ログイン ≫ 課題申請/利用計画書 )
平成26年6月13日(金) 午前10時 JST(申請書類の提出完了時刻)
電子申請システムの動作確認はしておりますが、予期せぬ動作不良等の発生も考えられます。申請書の作成(入力)は時間的余裕をもって行っていただきますようお願いいたします。
Web入力に問題がある場合は、利用推進部 へ連絡してください。応募締切時刻までに連絡(締切日当日に限る)を受けた場合のみ別途送信方法のご相談に応じます。
<SACLA利用研究課題審査基準> 利用研究課題を次の基準に沿って総合的かつ専門的に検討評価して課題の選定を実施する。なお、選定に当たっては、科学技術基本計画等国の方針を踏まえるとともに、国際協調と国際競争力の強化のバランスに配慮しつつ、独創的で開拓的な研究が採り上げられるよう留意する。更に、人材の育成に関する機能を果たす課題についても配慮する。 (1)科学技術的妥当性として、次の①又は②に該当すること。 |
成果非専有課題実施の透明性を確保するため、利用研究課題終了後60日以内に、実施した利用研究内容の報告を義務付けます(分量はA4版1ページ以内、言語は英語又は日本語、記載内容は、研究の目的、実験方法、測定内容、試料名、結果の概要)。
提出された利用課題実験報告書は、ユーザータイム終了後60日目から2週間後にWeb公開します。利用課題実験報告書の詳細につきましては、SACLA UIサイトの「利用課題実験報告書 / Experiment Summary Report」をご参照ください。
成果非専有課題は、課題実施期終了後3年以内に、以下のいずれかでの成果の公開を義務づけます。また、BL3のEH5にてSPring-8(BL32XU 理研ターゲットタンパクビームライン)の放射光も利用した場合、論文等成果発表の際には、以下のいずれにおいてもSACLAとSPring-8の両施設を利用した旨を明記することを義務付けます。
1.課題番号が明記されている査読付き論文(査読付きプロシーディングス、博士学位論文を含む)
〈論文発表に至らなかった場合〉
2.SPring-8/SACLA利用研究成果集
3.企業の公開技術報告書(産業利用のみ)
論文登録先:UIサイト(トップページ>マイページにログイン>申請/報告>論文発表等登録)
成果の公開に関する詳細につきましては、SACLA UIサイトの「成果公表」をご参照ください。
以 上