2012B期は締め切りました
平成24年5月8日
登録施設利用促進機関
公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)
独立行政法人理化学研究所のX線自由電子レーザー施設SACLAの供用が、平成24年3月より開始されました。JASRIは以下の要領で、2012B期(平成24年9月〜平成25年3月実施)のSACLA共用ビームライン利用研究課題の募集を行います。
SACLAの利用研究課題は、重点戦略課題と一般課題に分類されます。また、2012B期より、重点戦略課題においては、平成24年度より開始される文部科学省委託事業「X線自由電子レーザー重点戦略研究課題」に係る利用研究課題も含まれます。
SACLA 利用研究課題の種類 | 課題の概要 |
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重点戦略課題※ |
成果の創出を戦略的に図る観点から、国の方針等を踏まえた上でテーマを設定し、設定されたテーマに沿って公募する課題 |
一般課題 |
特定のテーマ等を設定せずに公募する課題(=重点戦略課題以外の課題) |
※2012B期より、重点戦略課題においては、文部科学省委託事業「X線自由電子レーザー重点戦略研究課題」に係る利用研究課題も含まれます。その場合、課題申請時に当該委託事業に係る事項の記載が必要となります。
なお、2012B期は、いずれの課題についても、成果を専有せずに公開する義務を有する「成果非専有利用」のみの募集であり、成果を公開せずに専有することが可能な「成果専有利用」の募集はありません。また、これら課題の有効期間は、当該2012B期のみとなります。
基本的に制限はありませんが、以下にご留意ください。
実験責任者としての応募は可能です。但し、コンタクトパーソン(利用に係る手続き、JASRIからの問い合わせ等に対し対応が可能な方)として、 共同実験者に日本国内の機関に所属する方1名以上の参画を義務付けます。適切なコンタクトパーソンが見当たらないような場合は、お問い合わせ又はご相談ください。
※海外の機関に所属する方:日本国外の国にある機関に在籍し、SACLA利用の際は海外から来訪される方
実験責任者としての課題応募はできません。なお、共同実験者として参画することは可能です。
利用可能なビームラインは共用BL3(XFELビームライン)及び共用BL1(広帯域自発放射ビームライン)の2本、利用可能な装置は、これらビームラインに設置された実験装置等です。詳細は「ビームライン情報」をご覧ください。
なお、SACLAでは実験装置等整備・立ち上げを継続的に行っているため、実験装置等の情報は随時更新されますので、ご留意ください。
2012B期は平成24年9月より平成25年3月(この間の施設メンテナンスによる調整期間等を除く)において、当該期間中の施設運転を24時間連続で行い、利用時間(ビームタイム)を利用者へ提供します。また、課題ごとのビームタイム配分は、基本的にシフト単位(1シフト=12時間)となります。
なお、予算状況等により利用期間が変更になる場合がありますので、予めご了承ください。
2012B期で募集する「成果非専有利用」は、ビーム使用料は免除されます。なお、前述のとおり、2012B期においては、「成果専有利用」(ビーム使用料を要する利用(予定))の募集はありません。
利用実験においてビームライン実験ハッチにて使用する消耗品の実費(定額分及び従量分の2種類あり)相当を、全ての利用者にご負担いただきます。
なお、2012B期において、海外の機関に所属する方から応募された課題については、消耗品の実費相当(A.定額分+B.従量分)額を支援します。定額分(税込15,450円/シフト)は、これまでの実費実績を踏まえ、次の利用期(2013A期)以降変更する可能性があります。
課題応募(課題の申請)は、SACLA UIサイト(SACLA User Information Website)を利用して申請を行っていただきます。
ユーザー登録は、SACLAに隣接するSPring-8と同じシステムにてご登録いただきます。課題の申請時にユーザーカード番号とパスワードが必要となりますので、まず最初に当該登録を行ってください(ユーザー登録)。申請者(実験責任者)だけでなく、共同実験者として登録される方も同様にユーザー登録が必要になります。
なお、SPring-8ユーザーとして既に登録がなされている方につきましては新たな登録は必要ありませんが、課題採否通知の送付等、各種ご連絡に必要な情報がありますので、既存のユーザー登録内容をご確認のうえ、必要に応じて情報の更新をお願いします。
・申請方法
・申請書作成について
一般課題 | |
重点戦略課題※ |
※重点戦略課題において、文部科学省委託事業「X線自由電子レーザー重点戦略研究課題」に係る利用研究課題として応募される場合は、当該委託事業に係る記載事項があります。
なお、課題申請時は、ログインユーザー名で実験責任者登録されるため、代理で課題申請書を作成する場合は、実験責任者のユーザーカード番号でログインし、作業する必要があります。その場合、実験責任者が責任を持ってアカウントやパスワードを管理してください。
申請が完了すれば、SACLA課題申請受理通知と応募者控え用の誓約事項 のPDFファイルがメールで送られます。メールが届かない場合は申請が受理されていない可能性がありますので、以下の通り確認してください。
UIサイトからマイページにログインし、メニューの課題申請書ー提出済をクリックしてください。(トップページ>ログイン>課題申請/利用計画書)
平成24年6月12日(火) 午前10時(申請書類の提出完了時刻)
電子申請システムの動作確認はしておりますが、予期せぬ動作不良等の発生も考えられます。申請書の作成(入力)は時間的余裕をもって行っていただきますようお願いいたします。
Web入力に問題がある場合は、利用業務部へ連絡してください。応募締切時刻までに連絡(締切日当日に限る)を受けた場合のみ別途送信方法のご相談に応じます。
<SACLA利用研究課題審査基準> 利用研究課題を次の基準に沿って総合的かつ専門的に検討評価して課題の選定を実施する。なお、選定に当たっては、科学技術基本計画等国の方針を踏まえるとともに、国際協調と国際競争力の強化のバランスに配慮しつつ、独創的で開拓的な研究が採り上げられるよう留意する。更に、人材の育成に関する機能を果たす課題についても配慮する。 (1)科学技術的妥当性として、次の①又は②に該当すること。 |
成果非専有課題実施の透明性を確保するため、利用研究課題終了後60日以内に、実施した利用研究内容の報告を義務付けます(分量はA4版1ページ以内、言語は英語又は日本語、記載内容は、研究の目的、実験方法、測定内容、試料名、結果の概要)。
成果非専有課題は、課題実施期終了後3年以内に、以下のいずれかでの成果の公開を義務づけます。
<注1>SPring-8/SACLA利用研究成果集(仮称)について
<注2>十分な情報が記載されていることを、JASRIで確認する。
以 上