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2022B期におけるSACLA利用研究課題の募集について

締め切りました

2022年4月18日
登録施設利用促進機関 
公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)

X線自由電子レーザー施設SACLAの第21回目となる2022B期(2022年10月~2023年2月実施予定)の利用研究課題の定期募集を行います。

  特記事項
1.募集する課題の種類
2.応募資格
3.利用できるビームライン・装置等
4.利用期間
5.利用に係る料金
6.応募に必要な手続き及び注意事項等
7.募集締切
8.課題の審査及び審査結果の通知
9.利用課題実験報告書
10.成果の公開
11.その他
12.お問い合わせ・ご相談先
13.SACLAの供用に関する参考資料

特記事項

〈2022B期募集に関する重要事項〉

〈申請前に確認が必要な実験装置および運転条件〉

〈その他のお知らせ〉

1.募集する課題の種類

2022B期は、以下の課題を募集します。

*1 SACLAにおいて、SPring-8、J-PARC MLFまたは「京」/「富岳」を含むHPCI(スーパーコンピュータ「京」/「富岳」を含む革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ)。)と連携して利用する課題申請を行う場合は、こちらもご覧ください。

*2 成果専有利用は以下にご留意ください。

いずれの課題も、有効期間は当該2022B期のみとなります。なお、本定期募集によらず、「成果専有時期指定課題」を常時募集しています。募集要項はこちらをご覧ください。

2.応募資格

1)一般課題(成果非専有利用)
成果非専有利用については基本的に制限はありませんが、以下にご留意ください。

2)一般課題(成果専有利用)
成果専有利用の申請者(実験責任者)は、当面、日本国内に法人格を有する企業に所属する方に限定します。

3.利用できるビームライン・装置等

利用可能なビームラインは、BL3(XFELビームライン1)、BL2(XFELビームライン2)及びBL1(SXFELビームライン)の3本、利用可能な装置は、これらビームラインに設置された実験装置等です。詳細は「ビームライン情報」をご覧ください。

4.利用期間

2022年10月より2023年2月(予定。この間の施設メンテナンスによる調整期間等を除く)において、当該期間中の施設運転を24時間連続で行い、利用時間(ビームタイム)を利用者へ提供します。また、課題ごとのSACLAのビームタイム配分は、成果非専有利用は基本的にシフト単位(1シフト=12時間。但し、フィジビリティチェックビームタイム対象の場合は、0.5シフト単位以下の配分もあり得る)となり、成果専有利用については2時間単位のビームタイム配分となります。なお、予算状況等により利用期間が変更になる場合がありますので、予めご了承ください。

5.利用に係る料金

  1. ビーム使用料
    1)成果非専有利用:免除
    2)成果専有利用:2時間あたり 税込1,098,000円(ビーム使用料)
  2. 消耗品の実費相当の負担
    利用実験においてビームライン実験ハッチにて使用する消耗品の実費(定額分及び従量分の2種類あり)相当を、全ての利用者にご負担いただきます。
    A. 定額分
    1)成果非専有利用
    1シフト(12時間)あたり 税込16,080円(利用者別に分割できない消耗品実費負担)
    2)成果専有利用
    2時間あたり 税込2,680円(利用者別に分割できない消耗品実費負担)
    B. 従量分(液体ヘリウム)
    使用に応じて算定: 1リットルあたり税込4,826円
課題種 成果非専有/専有 ビーム使用料 消耗品実費負担
定額分* 従量分(液体ヘリウム)
一般課題 非専有 免除 1シフト(12時間)あたり
税込16,080円
1リットル
あたり
税込4,826円**
専有 2時間あたり
税込1,098,000円
2時間あたり
税込2,680円

*利用者別に分割できない消耗品実費相当
**昨今のヘリウム供給に関する国際情勢により、財団から安定的に供給できない可能性がありますので、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。また、液体ヘリウム単価は予告なく変更される可能性があります。

6.応募に必要な手続き及び注意事項等

課題応募(課題の申請)は、SACLA UIサイト(SACLA User Information Website)を利用して申請を行っていただきます。

  1. ユーザー登録
    課題を申請いただくためには、事前にSPring-8・SACLA共通のユーザー登録が必要となります。申請者(実験責任者)・共同実験者を含めて、未登録の方は当該Webサイトからご登録ください。
  2. 課題申請
    【申請方法】課題申請はWebサイトを利用した電子申請により行います。
    申請方法の詳細については「SACLA 利用研究課題オンライン入力要領」をご参照ください。
    【申請書作成について】申請書作成に際しては、下書きファイルを用意しておりますので、ご利用ください。下書きファイルは申請書作成の手引きとなるだけでなく、重要な情報の記載漏れを防ぐためにも有効ですので、是非ご利用ください。

    申請書下書きファイル
      一般課題(成果非専有)
      一般課題(成果専有)

    課題申請は、実験責任者が行ってください。申請書提出後は、共同実験者も閲覧が可能となります。

その他

7.募集締切

2022年5月25日 (水) 午前10時 JST (申請書類の提出完了時刻)

電子申請書の作成(入力)は時間的余裕をもって行っていただきますようお願いいたします。
Web入力に問題がある場合は、利用推進部 へ連絡してください。応募締切時刻までに連絡(締切日当日に限る)を受けた場合のみ別途送信方法のご相談に応じます。
なお、成果専有で申請する場合は、課題申請の後に、「SACLA成果専有利用同意書*」および「SACLA成果専有利用に係る誓約書」を提出していただく必要があります。当該フォームをUIサイト(トップページ>来所/実験>必要書類提出)よりダウンロード後、別途利用推進部へ提出してください(SACLA成果専有利用同意書およびSACLA成果専有利用に係る誓約書の郵送期限:2022年6月1日 (水)必着)。
* 料金支払い責任者の記名・押印

8.課題の審査及び審査結果の通知


1.課題の審査

  1)成果非専有利用
科学技術的妥当性、研究手段としてのSACLAの必要性、倫理性、実験の実施可能性および実験の安全性について総合的かつ専門的に審査します(下記審査基準の(1)〜(5))。
  2)成果専有利用
倫理性、実験の実施可能性および実験の安全性について審査します(下記審査基準の(3)〜(5))。
<SACLA利用研究課題審査基準>

利用研究課題を次の基準に沿って総合的かつ専門的に検討評価して課題の選定を実施する。なお、選定に当たっては、科学技術基本計画等国の方針を踏まえるとともに、国際協調と国際競争力の強化のバランスに配慮しつつ、独創的で開拓的な研究が採り上げられるよう留意する。更に、人材の育成に関する機能を果たす課題についても配慮する。

(1)科学技術的妥当性として、次の①又は②に該当すること。
① 最先端の科学技術的価値(斬新性、革新性)を有すること又はSACLAの新たな可能性の開拓に貢献するとともに、以下の(イ)又は(ロ)のうち、いずれかに該当すること。
 (イ)学術的な貢献度が高いこと
 (ロ)産業利用の推進に貢献すること
② 重要な社会的意義を有する又は社会経済へ寄与すること
(2)研究手段としてのSACLAの必要性
(3)提案課題の実施及び成果の利用が平和目的に限定される等、科学技術基本法や社会通念等に照らして、当該利用研究課題の実施が妥当であること
(4)実験内容の技術的な実施可能性
(5)実施内容の安全性
(6)成果専有課題の審査については、上記(3)、(4)及び(5)の基準によるものとする。

  1. 審査結果の通知
    審査結果(申請課題の採否)は、2022年8月上旬(予定)に電子メールにて通知いたしますので、User Informationマイページにログインの上、ご確認ください。

  2. ビームタイムキャンセルが出た場合の繰上げ採択について
    ビームライン毎の不採択課題の合計シフト数の半数程度を上限とし、安全・技術審査上の問題がない課題をあらかじめ繰上げ候補とします。キャンセルが出た場合の繰上げ採択課題は、以下の基準で選ばれます。
     (1)SACLA利用研究課題選定委員会(PRC)における審査総合評点順位
     (2)当該(キャンセルされた)利用日程での実験の実施可能性
      •共同実験者の来所可能性など、実験実施の可否
      •実験装置の使用状況などを考慮した上で、実施が可能な実験内容であるか
     (3)既採択課題と同じグループを避けるなど、多様な利用機会の確保

9.利用課題実験報告書

  1. 成果非専有利用
    成果非専有課題実施の透明性を確保するため、利用研究課題終了後60日以内に、実施した利用研究内容の報告を義務付けます(分量はA4版1ページ以内、言語は英語又は日本語、記載内容は、研究の目的、実験方法、測定内容、試料名、結果の概要)。提出された利用課題実験報告書は、ユーザータイム終了後60日目から2週間後にWeb公開します。利用課題実験報告書の詳細は、「利用課題実験報告書 / Experiment Summary Report」をご覧ください。
  2. 成果専有利用
    成果専有利用は利用課題実験報告書の提出は必要ありません。

10.成果の公開

  1. 成果非専有利用
    成果非専有利用は、課題実施期終了後3年以内に、以下のいずれかでの成果の公開を義務づけます。
    1)課題番号が明記されている査読付き論文(査読付きプロシーディングス、博士学位論文を含む)
    〈論文発表に至らなかった場合〉
    2)SPring-8/SACLA利用研究成果集
    3)公開技術報告書
    成果公開の詳細は、「成果公表」をご覧ください。
    なお、成果非専有利用は、実験実施後60日以内の年度内(3月末まで)に利用推進部へ申し出があれば、成果専有利用への変更が可能です(但し、当面、実験責任者が日本国内に法人格を有する企業に所属する方に限定)。
  2. 成果専有利用
    成果専有利用は成果公開の義務はありません。

11.その他

12.お問い合わせ・ご相談先

  1. 利用制度その他全般に関するお問い合わせ・ご相談
    〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
    公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI) 利用推進部
    TEL:0791-58-0961
    e-mail:sacla.jasri@spring8.or.jp
  2. 利用研究に係る技術的お問い合わせ・ご相談
    産業界の皆様からのお問い合わせも是非お待ちしております。
    〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
    公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI) XFEL利用研究推進室
    e-mail:sacla-bl.jasri@spring8.or.jp

13.SACLAの供用に関する参考資料

  1. X線自由電子レーザー利用推進方針<文科省Webサイト>
  2. X線自由電子レーザー利用推進計画<文科省Webサイト>
  3. 登録施設利用促進機関業務規程
  4. 放射光共用施設の利用研究課題選定に関する基本的考え方
  5. 特定放射光施設の利用促進業務における情報管理に関する基本的考え方

以 上

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