SACLAにおける“SPring-8、J-PARC MLFまたは「京」/「富岳」を含むHPCIと連携した利用を行う課題”について

登録施設利用促進機
公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)

1.連携利用について

X線自由電子レーザー施設(SACLA)において、

  • 大型放射光施設(SPring-8)
  • 中性子線施設(J-PARC MLF)
  • 「京」/「富岳」を含むHPCI(スーパーコンピュータ「京」/「富岳」を含む革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ。以下同。)

を連携して利用することにより、それぞれを単独で利用するより優れた成果が効果的に創出されうる研究を促進するため、これら施設との連携利用を促進する利用研究課題(SACLA一般課題(成果非専有利用))の募集を2017A期より開始しました。

2.募集対象の課題種等

SACLAでは、以下に該当する課題を、連携利用を行う課題として受け付けます。
○課題種:

  • SACLA一般課題(成果非専有利用に限る)

○課題の内容:

  • SPring-8、J-PARC MLFまたは「京」/「富岳」を含むHPCIのいずれかの課題が採択/既に実施された後に、SACLAへ利用申請をする課題
  • SPring-8、J-PARC MLFまたは「富岳」を含むHPCIのいずれかの利用申請と同じ期にSACLAへ利用申請する課題
  • SACLA利用後、SPring-8、J-PARC MLFまたは「富岳」を含むHPCIのいずれかへの利用申請を予定している課題

(注意)HPCIのうち「京」の共用は、「富岳」への移行に向けて2019年8月16日に終了しました。「富岳」は2021年度より本格運用開始。

3.申請方法と申請書作成上の注意

これら施設の利用を希望する場合、JASRI(SACLAとSPring-8)のほか、J-PARC MLFの課題公募・選定等を行う一般財団法人総合科学研究機構中性子科学センター(CROSS。以下、「CROSS」という。)または「京」/「富岳」を含むHPCIの同公募等を行う一般財団法人高度情報科学技術研究機構(RIST。以下、「RIST」という。)へ、それぞれ申請する必要があります。SACLA以外の利用申請方法は、以下をご覧ください。

SACLAは、通常の課題申請と同様、SACLA User Information Webサイトを利用した電子申請となります。「2022B期におけるSACLA利用研究課題の募集について」をご一読いただき、 SACLA UIサイトから申請してください。

◆SACLA User Information Webサイト:http://sacla.xfel.jp
トップページ>マイページにログイン>申請/報告>課題申請書>新規作成

  • STEP1『成果の形態』:“成果非専有”をチェック
  • STEP2『課題の種類』:”一般課題”を選択
  • STEP3『4施設(SPring-8/SACLA、J-PARC MLF、「京」/「富岳」を含むHPCI)連携利用』をチェック*
    *当該チェックがない場合は、通常のSACLA利用課題申請となります。
  • STEP4:
    (1)申請書の記載項目のうち、「連携利用施設」に連携利用を行う利用施設を選択(複数選択可)
    (2)申請書の記載項目のうち、「連携利用内容」にSACLAと、SPring-8、J-PARC MLFまたは「京」/「富岳」を含むHPCIを利用すること(連携して実施する研究内容、各施設の利用が必要な理由、連携利用の特徴・利点、連携して利用することにより期待される効果、など)を明記してください。また、連携利用を行う課題であることを確認するため、SPring-8、J-PARC MLFまたは「京」/「富岳」を含むHPCIにおける課題情報(これら施設で実施済課題の場合は、利用施設名、利用時期、課題番号、課題名、課題責任者所属・氏名または研究グループ名など。これら施設の利用を同時期に申請する課題の場合は、施設名、申請期、課題名、課題責任者所属・氏名または研究グループ名など[予定を含む])を明記してください。
    なお、これらJ-PARC MLFまたは「京」/「富岳」を含むHPCIの課題情報については、CROSSまたはRISTへ確認のため照会をかける場合がある旨、予めご了承ください。

4.審査について

    連携利用課題であることを明示した上で、SACLA利用の科学技術的妥当性や研究戦略等について審査を行います。SACLA課題としての審査については、「2022B期におけるSACLA利用研究課題の募集について」の「8. 1. 課題の審査」」をご確認ください。なお、JASRI、CROSS、RISTはそれぞれで独立して審査・選定を行いますので、同時期利用申請の場合は施設ごとに採択・不採択ということもあり得ることを予めご了承ください。
    SACLAで採択された場合は、他施設の採否結果(同時期利用の場合)に拘わらず、SACLAと他施設を連携して利用する課題としてSACLAにおいて公表します。

5.成果の公開について:論文登録

    利用研究成果として、査読付論文(査読付プロシーディングス、博士学位論文を含む)、財団が査読したSPring-8/SACLA利用研究成果集または財団が認定した公開技術報告書を課題の実施期終了後3年以内に公開するとともに、財団のデータベースへ登録してください。また、公開した論文等の成果物には課題番号を明記し「SPring-8とSACLA、J-PARC MLFまたは「京」を含むHPCIを連携して利用した結果である」ことを記述してください。
    論文登録および成果の公開に関する詳細につきましては、以下のUIサイトからお願いします。

    UIサイト(論文発表等登録)
      トップページ>マイページにログイン>申請/報告>論文発表等登録
    ♦ 成果の公開に関する詳細
      UIサイト(成果公表)

6.本課題に関するお問い合わせ・ご相談先

    利用制度その他全般に関するお問い合わせ・ご相談
    〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
    公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI) 利用推進部
    TEL:0791-58-0961
    FAX:0791-58-0965
    e-mail:sacla.jasri@spring8.or.jp

以 上

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