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冬季の電力需給逼迫懸念に対する播磨地区の節電対策について

冬季の電力需給逼迫懸念に対する播磨地区の節電対策について

平成23年12月13日
理化学研究所播磨研究所
高輝度光科学研究センター

1. 原子力発電所の停止等による冬季の電力供給不足解消のため、11月1日の政府のエネルギー・環境会議にて、関西電力管内の大口・小口需要家や一般家庭に対して、本年12月19日~明年3月23日の期間、平日(12月29~30日及び1月3~4日を除く。)の9時~21時の間における10%以上の節電要請が決定されました。本要請には法的強制力はないものの、地域全体の協力が求められているものであります。
節電対策については、夏季以降、継続して実施しているものもありますが、上述の期間中、SPring-8サイト内で以下の対策を行います。ご理解、ご協力のほどお願いいたします。

(1) 照明、一般機器等の電力節減
SPring-8蓄積ホール内を含め、安全衛生・保安上問題のない範囲で天井照明の灯数管理を行います。必要ない場合の消灯、不使用機器等をコンセントから抜くこと、複数台使用しているコピー、プリンタ、ファクス、スキャナの集約化のご協力をお願いいたします。
(2) 一般空調の温度設定
オフィス内(交流施設、食堂棟も含む)の暖房温度を19度の基準で運転します。サイト内では、SPring-8蓄積リング棟の資料準備室及び測定準備室も含め、実験上支障のない限り、個別空調についても同様の基準で運転し、ウォーム・ビスの励行などでご対応いただけるようお願いいたします。
(3)エレベーターの台数制限
エレベーターが複数台数設置してある箇所においては常時運転する台数を減少いたします。
(4) 体育館、グラウンド及びテニスコートについて
照明及び空調については停止します(更衣室等を除く。)

2. 理化学研究所及び高輝度光科学研究センターでは、冬季の電力事情において、2月に最も大きな需給ギャップが発生するリスクが見込まれていることから、主要施設について、以下のようなスケジュールで運転計画をたてております。

(1) SPring-8について
ユーザータイム期間を平成24年2月3日までの予定としております。計画通りの運転を続けるように努力いたしますが、電力需給が極めて逼迫する事態になった際、トップアップ運転停止等により、更なる節電を行う予定であります。予めご理解のほど、お願いいたします。
(2) X線自由電子レーザー施設SACLAについて
SPring-8の停止期間中である平成24年3月から供用運転を開始する予定です。

計画通りの運転が続けられるよう万全の努力をいたしますが、域内全体の状況で
最悪の場合、運転の一時停止等の変更が起こり得ますこと、予めご理解のほどお願いいたします。